2022年は寅年。ということで、本棚よりトラを扱ったポーランドの絵本を探しました。1981年刊。著者バルバラ・レヴァンドフスカBarbara Lewandowska(1929～2019）は子どもの本の出版社Nasza Ksiegarnia社に勤め、また、ラジオの子供向け番組、そしてテレビの子どものための歌の歌詞を多数執筆。出版社では、児童雑誌の編集者として活動。絵を描いたのは、ボフダン・ブテンコ。 表紙絵のトラの縞模様には良く見ると四角い窓が。これはある団地でのお話なのです。1階に住むのが一番の早起きのピアノ。その上の2階には洗濯機。3階にはタイプライター。4階にはテープレコーダー。そう、音の出るものばかり。最上階に住んでいたのが、魔術師とそのシルクハット。うさぎが飛び出すはずが、トラが飛び出し、住人たちは大騒ぎ！最後にはめでたしめでたしなのだけれど、
こんなかわいいトラだったら、怖くないのでは？
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